様々なライフステージの看護ができる形成外科
やりがい
形成外科は先天性の疾患を持った乳幼児から高齢者まで患者さんの年代が幅広いです。同じ症状でも年齢でケアをするためのアプローチは異なるので、形成外科で働くことでそれぞれに合った看護を身につけることができます。判断に難しいようなケースも多く経験すると思いますが、その経験が看護師としてのスキルにつながるので新しいスキルを習得できます。
また、一般病棟では病気や怪我によって患者さんの死に直面してしまうこともあります。そしてそれは珍しいことではありませんので、こういった職場で働き続けることが難しくなってしまうという看護師もいます。しかし形成外科では手術を終えて回復して退院していく人がほとんどです。そのため看護を通して関わった患者さんの死に直面することがほとんどありませんので、患者さんの死に直面したくないという看護師は形成外科がおすすめです。
形成外科は特殊な治療が多いという特徴がありますので、他の診療科ではなかなか扱わない形成外科に関する専門的な知識を習得することができます。再建術やレーザー治療など形成外科だからこそ経験することのできる知識や技術がありますので、自分が習得したい知識と技術がある人にはとてもやりがいのある職場です。
苦労
形成外科は他の病棟とは異なる専門的な知識を扱うことが多いです。そのため今までの看護師の経験からは答えが出ないような場面があったり、一から覚える仕事も出てきます。こうした仕事が多いということはその分多くの勉強が必要になりますので、形成外科の仕事を覚えるために勉強しなければならない苦労があります。
特定の病気の治療に携わったり特定の診療科で長く勤務している人にとっては、自分が持っている専門知識とスキルが通用せずに思うような仕事ができないと感じることもあります。自分が学びたいと感じている知識とスキルをほとんど使う機会がないということもありますので、形成外科で働くことによって自分のキャリア形成を遠回りしてしまうということも生じます。
例えば緊急時の看護の経験をしたいと考えているとしても、形成外科は緊急搬送されるような重症の患者さんはかなり珍しいです。急変時の処置や対応に関する知識とスキルを習得したいと思っているとしても、同様にそのような場面がほとんどありません。看護師のスキルは実践をしなければ身につかないので、形成外科ならではの特殊な治療が仕事のメインになることで自分の本当に身に付けたいスキルが習得できない苦労があります。
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